大切な親友へ
こんにちは、やんちょです。
8/1は私の大親友の38歳の誕生日でした。
今朝「誕生日おめでとう」とLINEは送りましたが、その返信は約4年前からありません。
彼と出会ったのは高校に入学してすぐでした。
同じクラスで席も近く、同じサッカー部に入部希望ということで、すぐに仲良くなりました。
彼はイケメンで、友達も多く、クラスの人気者。
私は彼が友達でいてくれたお陰で、高校時代、たくさんの友達に恵まれました。
また、彼が同じサッカー部にいてくれたお陰で、厳しい練習にも3年間付いていけました。
今の私があるのは、彼のお陰なのかもしれません。
彼には感謝しても感謝しきれません。
そんな大親友の彼を急に病魔が襲いました。
今から十数年前の事でしょうか?
病名は「悪性リンパ腫」。
20代半ばのことです。
メールで彼から連絡を受けた私は、
「まだ若いのに」「なんで?」という感情に襲われ、仕事が手に付かなかったことを覚えています。
連絡をもらって数日後、高校時代のサッカー部数名で彼のお見舞いに行きました。
苦しい抗がん剤治療中だというのに、彼は明るく私たちに振舞っていました。
その笑顔は高校時代と変わらず。
高校時代に戻ったような錯覚を覚えるような感じでした。
彼なら絶対大丈夫。
絶対病魔に打ち勝つ。
と私は信じました。
そんな彼は、病魔に打ち勝ち見事社会復帰を果たしました。
実家に帰った時は、一緒に飲みにも行きました。
カラオケにも行きました。
高校時代のくだらない話で盛り上がり、楽しかったなぁ。
そんな中、今から約4年前、彼の奥さんから彼の携帯を使い、私宛にLINEが来ました。
「今朝、亡くなりました」
心筋梗塞だったようです。
「なんで?」「また飲みに行こうって約束してたじゃん」
混乱しました。
病魔に打ち勝ち社会復帰を果たしこれからという時に…。
彼が苦しい思いをしていたのに、私はこれからも平々凡々と生きていって良いのかと、
今も自問自答しています。
もっと彼と色々な話をしたかった。
まだまだ遊びたかった。
おじいちゃんになるまでずーっと友達でいたかった。
今も彼とボールを蹴っていたことを思い出します。
私は彼の誕生日には毎年、LINEを送るようにしています。
「親友よ、LINE返してくれよなぁ」
「38歳の誕生日おめでとう」